ふわふわblog

今井さんが大好きで、滝沢さんは大切な人です。

分析ぐせ

おそらく職業病だと思います。あらゆることに関して、原因究明型です。原因と結果が明確で単純なものなら、良いのかもしれません。でも、世の中、たいていの事柄は複雑な因子が混ざり合っているものです。
口を開けば、根拠はエビデンスはリスクファクターは、な世界です。情報収集データ分析、クロス集計に相関係数、χ二乗検定です。正規分布では、95%の枠に入らなかった人は無視します。良心的に頑張れば98%です。
なんでもかんでも原因がわかると思ったら、データが全てだと思ったら、大間違いなんだよ!!勝手に因果関係こじつけて、わかった気になってるだけなんだよ!!
でも、大まかでも基準はないと、比較できないもんね??


そんな訳で、喫煙者の皆様。タバコはやめた方が良いと思います。今からお話するのは、私の親族の話です。

(ケース1)
今年に入って叔父さんが肺ガンで亡くなりました。50代前半で、立ち上げた仕事も上手く波に乗って、これからって時でしたよ。死ぬ気はないので、治療法で試せるものはやってみて、ネットで調べて病院さがして、本人も家族もやれるだけのことはやりました。怒って泣いてぐちゃぐちゃになって、最後は脊髄転移で寝たきりになりました。本人も家族も疲弊しきってました。正直な話、療養生活が終わった時には、ほっとしちゃったくらい大変でした。
その叔父さんが、癌がわかってから強く息子達に言った言葉は「お前らタバコはやめろ」です。3人の息子のうち2人は、父親が癌になったのがショックで禁煙しました。

(ケース2)
今年に入って父がCOPDの診断を受けました。患者の90%は喫煙者だと言う、非喫煙者と比べると喫煙者が発症するリスクは6倍だと言う、病気です。これだけではタバコが原因で病気になったとは言い切れませんが、私の父の場合は間違いなくタバコが原因だと言いきれます。だって身内だからさ(何の根拠もありません)。
20歳前から吸い始めて(法律的にはダメですよ)、周囲の人に知れ渡る程のヘビースモーカーでしたので、友人知人は「最近どう?」の挨拶代わりに「タバコ吸ってる?好きだよね」と言いました。
60歳頃、仕事部屋が3階でエレベーターもない環境だったため、昼食時は階段を上り下りする必要があったのですが、息切れがひどくなったため、出入りの業者さんに昼食を運んでもらうようになりました。
その前から、歯槽膿漏になって、歯が抜けて、ご飯が噛めなくなったり、髪が薄くなったり、いろいろあったのですが、その時点では、辛くはあるけど生命の危機はなかったので、タバコをやめる気はありませんでした。
しかし、息切れがして動かなくても呼吸困難になって命の危険を感じるに至り、父は禁煙しました。その結果、呼吸器症状は改善したので、現在も禁煙は続いています。
しかしながら、やめるのが遅かったみたいです。5月に入って、咳が止まらなくなり、眠れず、息苦しくてご飯が食べられず、体重も目に見えて減りました。せめて50代でやめていれば、こんなに苦しい思いはしなかったのかもしれません。確率の問題ですが。

親族として悔しいのは、タバコを吸ってなければおそらく病気にはならなかっただろう事実です。本人も『自分はタバコを吸っても病気にならない』と自信満々で長年過ごしてきたはずです。あの人はヘビースモーカーで若い時からずっとタバコを吸ってるけど90歳になっても病気一つしないで元気だよ。という「あの人」の話。わりと良く耳にします。正規分布で言えば2%とか5%とか。確率の問題ですが。


結局、私が言いたいのは、「タバコなんかこの世から無くなっちゃえ」、くそくそくそ、というのと。
父が禁煙した時「お酒があまり飲めないのに、タバコまで取り上げたら可哀そう」と言った無責任な非喫煙者と「先生どうぞどうぞまあ一服やってください」とちやほやしながら喫煙を勧めた周囲の人間に、お門違いな怒りを感じている訳です。


以上、二人称について実験してみた。