ふわふわblog

今井さんが大好きで、滝沢さんは大切な人です。

介護保険申請のタイミング

年末に高齢の父がインフルエンザA型(10月に予防接種済)に感染しました。

父はCOPDという肺の病気があり、在宅酸素療法をしています。

たかがインフルエンザでも、持病にCOPDがある場合、病状の急激な悪化、最悪の場合は死亡する可能性もあり、感染症は命取りです。


元旦に、通院している総合病院の救急外来を受診しました。結果、肺炎は起こしていないので、入院するかどうかは本人の意思に任せることになりました。入院はしたくない、とのことで帰宅。(インフルエンザウイルスの増殖を抑える効果があるという)イナビルという吸入薬を処置してもらい、5日分の抗生物質と、高熱時の解熱剤と喘鳴状態(ぜんそく発作様)がひどい場合に使用する気管支拡張剤を頓服として処方してもらいました。


通院以外外出しないのに、どこで感染してしまったのか。

体を触られるのが嫌いな父なので、痰がからんでいても、タッピングできない。着替えを手伝うと言っても嫌がる。高熱が出てるのに「熱はない」という(体温を測るのも容易ではない)。具合が悪くて動けないのに、「しばらく様子をみたいから、病院には行かない」という。「今は病院に行けるような状態じゃない」と言って、本当に具合が悪い時程、受診を嫌がる(身だしなみを整えられないのと、移動したり待ったりするのがしんどいのは理解できる)。苦しい時程、他者にそばにいて欲しくないらしく、早く部屋から出ていくように促されるので、ゆっくり状態の観察もできない。

服薬についても、自己管理出来ていると言い、家族に何を飲んでいるのか知らせない。おかげで、病院で質問された時に困ってしまった。だって関わらせてくれないんだもん。


インフルエンザ回復期には痰の量が増えるので、高熱時よりも呼吸が苦しいらしく、壁越しに聞こえる咳が本当に辛そう。夜も眠れず食欲も落ちるので、本当にこのままダメになるのかと覚悟もしました。体重は40キロ台前半まで低下(去年の検査入院時に発覚!私の体重と変わらない!)。

最近やっとインフルエンザが一段落したのか、自分で雨戸を開けられるまでに回復。そして本日、1時間半以上かけて、自分一人で入浴を完遂。とても満足そうでした。でも、でもさ。せめて週に1回くらいの頻度でもいいから、体を綺麗にして身だしなみを整えてあげたいな。そうしたら、病院に行くハードルも少しは下がると思うのです。


家族に介護されたくない気持ちもわかるし、自尊心も大切だし。今まで出来ていたことが出来なくなる情けなさ、恥ずかしい失敗もする。それを隠したい気持ちもわかる。でも、その現実を受け入れて、心が傷つかなくなるまで克服する作業は本人にしかできないので。せめて不用意に傷つけないように大切に接するしかない。たぶん家族だから、ダメなんだと考えました。介護のプロの方になら、介護させてくれるんじゃないかな。必要だと認識すれば、ドクターの前でなら抵抗なく服を脱ぐんだから。


そんな訳で、本人の状態に波はあるけれど、今こそ介護保険の申請をするタイミングなのかもしれない。次回受診時に主治医に相談しよう。病気の辛さはどうすることも出来ないけど、少しでも安心安楽な生活を送れるように、療養環境を整えてあげたい。後どれくらいの時間、同じ空間を共有できるのかわからないけど、私が衣食住に不安を感じずに生活出来るのは父のおかげなので、心の底では感謝しているのです。